引退

500系のぞみよりも、私的にはこっちを。
mixiにはちょろっと書きましたが、阪急の2ドア車両である6300系が本日をもって、本線から引退しました。*1
デビューは1975年なので、私と1歳しか違わないんですよね。
小学校の時は、両端の車両に大宮と西院では扉が開かない旨を知らせるステッカーが貼ってあった時期もあったし、*2先頭車両のサイドには大きな「H」の文字。そして社章が3ドアの車両と違い、ナンバーの上に付いていました。
以前は最寄り駅が大宮だったため、大阪や神戸へ行くには、いつもこの車両。
しかも、当時の特急は大宮を出れば十三までノンストップだったので、途中で追い抜く急行や普通を見て、ちょっとした優越感にも浸ったもんです。
ところが、JRが新快速を高槻に止めるようになったあたりから、阪急も対抗策で高槻市に特急を止めるようになり、そして次第に停車駅が増え、乗降時間にロスの多い2ドアは、嫌われる存在になってしまいました。
そして今年、新しい特急車両である9300系の増備完了と同時に、車両の痛みが激しい6300系は、本線から引退することに。


で、先ほど、近所の踏切から最後の雄姿を見届けてきました。
ほんの数秒しか見られませんでしたが、その間に、自分なりに「ありがとう、ご苦労様でした。」と言ったつもりです。
もう見ることはないでしょうが、もし何かの機会にリバイバルで走ることがあれば、是非見に行きたいと思います。
本当に35年間、お疲れ様でした。

*1:嵐山線では、リニューアルされた車両が現役なため、こういう表現の仕方にしています。

*2:8両編成に対し、この2駅ではホームの有効長が7両分しかなかったため、一番後ろの車両をドアカットしていた。